2017年アピタ新守山店に「草叢BOOKS」がOPENした時の様子の記録

2017年2月17日(金)に名古屋市守山区にある「アピタ新守山店」の2階に「草叢BOOKS」がOPENしたので、開店初日OPENとともにさっそく行ってみました。

まだ開店時間の10時にかかわらず地上の駐車場はほぼ満車。
立体駐車場にどんどん車が入っていく状況。
明らかにいつものアピタの開店時とは様子が違います。

OPENから数分後に入店。すでに店内はかなりの人であふれていました。
とはいえ、また半分くらいは取引先や関係者と思しきスーツの人。
カメラマンやメディアと思しき人も多く、いやはや注目されているんだなぁと思いながら、店内を観察。

すでにスタバでは長蛇の列。縦長のハガキのようなものを手にした人たちばかりだったので、きっと招待券かなにかなのでしょう。

Contents

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「草叢BOOKS」とは

「草叢BOOKS」は、「TSUTAYA」「蔦屋書店」を運営するCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が運営する複合書店です。

草叢=くさむら と読みます。

「草叢BOOKS」としての第1号店になります。

取り扱うものは、

【販売】新本・古本・文具・雑貨・CD/DVD
【レンタル】CD/DVD・コミック

また、古本の買取も実施していました。

OPEN当時フロアに入っていた店舗

アピタ新守山店の2階部分の半分およそ1000坪の広さの売場内に、

「草叢BOOKS」
「スターバックス・コーヒー」

またフードコートとして、

「ごまクレ」(クレープ)
「Zerotto」(ピザ・パスタ)
「肉処ゼロハチュ」(ステーキ・ハンバーグ)

そのほか
「LAVA」(ホットヨガスタジオ)
「ドラッグユタカ」(ドラッグストア)

が入っています。

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OPEN当時の店内レイアウト

レイアウトは下記の店内MAPでご確認ください。
店内で配布していました。厚めの紙質で高級感があります。

「草叢BOOKS」以外の店舗も、すべて店内デザインが統一され、照明は暗め、全体的に非常に洗練された売場の雰囲気が漂っていました。

天井は配管がむき出しになっており、木材そのままの什器や、昔ながらの図書館にあるような鉄製の背の高い棚を使用、本の仕切りも段ボール製と、シンプルでナチュラル。木製のパレットや商品を流す時に使うローラーを平台として利用したり、そこかしこに遊び心が感じられるオシャレで楽しさ満載の売場がありました。

床も、もともとあったアピタの床の上からグレーっぽいワックスを無造作に上塗りする加工がしてありました。

また、児童書のコーナーの近くには、くつを脱いで上がる人工芝とすべり台があり、子どもが遊べるスペースまであります。売場の本を1冊手に取って、人工芝の椅子に座って本を読みながら子どもを見ていれば、退屈しませんね。

商品について

広い店内に並ぶ背の高い什器に、ぎっしりつまった本の在庫量に思わず圧倒されます。ジャンルごとに、気になったところをピックアップしてみました。

雑誌・書籍

書店としての規模はワンフロアの大型書店にしてはかなり広いです。

雑誌の品ぞろえはそこまで多くない印象。

書籍は、什器に2m近くある高い棚を使い、しっかり本が陳列されているため、在庫はかなり多いです。

ただし新本と中古本の両方を扱っているため、純粋に新本としての在庫量ではありません。

書籍は新本と古本が入り混じっています。

説明がないのでとても分かりずらかったのですが、新本と古本の見分け方は下記のようになります。

・黒いサインのついた木製什器に並んでいるのが「新本」(画像右)
・木のサインのついた金属什器に並んでいるのが「古本」(画像左)

知らないと古本なのか新本なのかがイマイチ分かりにくくなっています。
床に「USED」と書いてある場所もありましたが。

中古本には裏に中古のシールがあり、そこにバーコードと価格が記載されています。

中古本の価格はおよそ価格の半値程度。
100円程度の安価は古本はほとんどないと思われます。

(追記)
この記事を書いてしばらくして分かったんですが、100円の本のコーナーありました!
中古の棚の最下段の数列が100円コーナーでした。すごい分かりずらい・・・・。
一応100円コーナーの仕切りPOPもありましたが、全然目立たず気が付かないレベルです。

児童書

児童書の什器は木の箱のような木棚で統一されています。

おもちゃ箱のような雰囲気があり、暖かみを感じさせます。

また床に線路の絵が描かれていたり(すべり台のあるKDSコーナーから、売場を回ってKIDSコーナーに戻ってきます)、遊び心がある楽しい演出がされています。

絵本コーナーは新本と古本が一緒に陳列されています。
新本と古本の見分け方は、ビニール掛けをしてあるものが新本、していないものが古本になります。

コミック

とにかく棚が高い。

わたしは175㎝ほど身長がありますが、一番上段の本を背伸びせずようやく取れるくらいの高さがあります。棚ごとに脚立が置いてあります。

それくらい在庫数が多いと言えます。
画像は古本のコミックの棚になります。床にUSEDと書いてありますね。

文房具・雑貨

文房具の在庫もかなり豊富です。様々な色のペンが広いスペースにズラリと横一列に並んでいる様は圧巻でした。近隣の人が文具を買いに行くならここで間違いないでしょう。

文具以外にもかわいい雑貨もとにかく豊富。平台での展開に関連する本と雑貨を一緒に陳列したりと、売場の楽しさも演出できる商品構成だと思います。

また「草叢BOOKS」オリジナルの雑貨も沢山ありました。

文具に雑貨、トートバッグから吉野杉を使った木のブックエンドまで、様々なオリジナル商品が並べられていました。シンプルなデザインでとてもステキだと思いますが、買うかと言われれば・・・、という感じなんですが、みなさんどうなんでしょう?

CD/DVD・コミックレンタル

レンタルのフロア面積は思ったよりも狭い印象。

それでも通路を狭くして、その分背の高い棚がたくさんあるため在庫量は結構あります。近くにレンタルCD/DVDのお店がないため、おそらくそれなりに需要はあるでしょう。

料金表をしっかり見てきませんでしたが(すみません)、旧作DVD1週間100円だったので、まあ平均的な料金だと思います。

レンタル売場の一角に「ご自由にお聴きください」と、ポータブルCDが棚にちょこんと置かれていました。

最初なんだろう?と思いましたが、これはレンタルCDのディスクを自分でここに入れて、自由に試聴していいよってことなんですよね。

いろいろと洗練された売場のなかで、ひっそり漂うアナログ感にどこか哀愁を感じました。

(追記)
後日このポータブルCDは、もっとちゃんとしたCDプレイヤーに変わっていました。

その他

レジは2カ所、セルフレジもありました。
書店でセルフレジを見るのは初めてです。

レジ前にちょこんと冷凍庫がありアイスが売っていたり、やたら昔のキネマ旬報の古本がずらりと並んでいたり。

とにかく広いのと、ちょこちょこ売場に遊び心取り入れてくるので、細かくゆっくり見ればもっと面白いことを探せるかもしれません。
お近くの方は是非行っていろいろと探してみてください。

スターバックス

「草叢BOOKS」の入口中央に店を構えるスターバックス。

スターバックスを囲むようにコの字型にスターバックス専用の飲食スペースがあり、通常の机と椅子の席、カウンター式の背の高い机と椅子の席、など何種類か座席がたくさん並んでいました。

スターバックスの飲食スペースは、スターバックスで注文した人のみが利用できます。
また飲食物の持ち込みはできません。

ただ、スタバの席なのか、本を座って読める「草叢BOOKS」のスペースなのかが、イマイチ分かりにくく、わたしは注文していないにも関わらず、知らずにスタバの席に座って、少しの間売場の本を読んでしまいました(ごめんなさい)。

2カ所程度、看板に利用のルールが書いてありましたが、もう少し目に付くところに置いていただきたいなぁと思いました。

ルールとして売場の本の持ち込みは、新本1冊に限りOK。
古本の持ち込みはできません。

何故、新本は良いのに古本はダメかというと、おそらくですが、新本は基本的に出版社に返品が可能です。もし飲み物などで汚れてしまった場合でも返品ができる。しかし、古本というのは買い取ったもので、汚れてしまうと商品価値がなくなってしまうので、古本の持ち込みが出来ない、という理由だと思われます。

カウンター席の背の高い机にはコンセント差込口があり、スマホの充電など自由に使えるようになっています。

これなら、スタバで買ったコーヒー片手に、売場の本を資料として使いながら、パソコンで仕事ができますね。

さっそくカウンター席にはスタイリッシュなスーツで決めた男性がコーヒー片手にパソコンを操作する姿が。

ただ、カウンター席のうしろは壁ではなく通路で、うしろからパソコンの画面がみんなに丸見えなので、ちょっとパソコン作業はやりづらいかなぁと思いました。

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フードコート

フードコートの入り口に張り紙。
スタバでは、新本1冊に限り持ち込んで読んでいいというルールがありましたが、フードコートでは未購入の本はすべて持ち込み不可ですのでご注意を。

まとめ

「草叢BOOKS」とにかく洗練された空間に圧倒される売場です。

都会ならともかく、名古屋市守山区というぼちぼち田舎のアピタの中に、場違いともいえる都会向けなテナントが出店したことに驚きを隠せません。

今までのアピタを知っている人は、雰囲気が違いすぎて「ここがあのアピタだとは信じられない・・・」と口々に言っていました。

それほどまでにガラリと店内の雰囲気が変わっています。
もはやここだけ異空間と言って差し支えないほどです。

1階に下ればいつもの見慣れたアピタの食品コーナーになんだか違和感を覚えます。しかし、いつものアピタの雰囲気に、なぜかホッとした気持ちになってしまっている自分がいます。

「草叢BOOKS」の落ち着いた間接照明に慣れてから1階に行くと、アピタの蛍光灯の照明がとても庶民的に、そしてとても眩しく感じます。

「草叢BOOKS」は、落ち着いたリラックスできそうな雰囲気を漂わせながらも、非日常的な空間に逆に緊張してしまい気疲れてしまう、そんな感じの店内でした。

庶民的なスーパー(アピタ新守山店)の中に突如として現れた異空間。
名古屋市守山区という地で、洗練された非日常な空間を気軽に味わいに行ける貴重なスポットとして、これから長いこと地元の憩いの場となってくれることを期待しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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