どうも、名古屋市在住の豊作です。
愛知県のリサイクル&ディスカウントストアの王様「キンブル」。
愛知県民ならおそらくその名を知らぬ者はいないのでしょう。
それくらい有名なリサイクルショップです。
平日の昼間から、店内は多くのお客さんでごった返しています。
土日ともなると、開店時から駐車場に車を停めるのも一苦労です。
リサイクルショップは数あれど、キンブルがこれほどまでに支持されている理由はなんでしょうか?
Contents
キンブルの特徴
キンブルには間違いなく他のリサイクルショップとは一線を画す魅力があります。
とにかく安い
キンブルはとにかく安いです。
中古品から新品未使用までとにかく安い。
食品・衣料・雑貨・農具・工具・家具・絵画などなど、まあ大抵のものは置いてあります。
そして安い(←しつこい)
何がおいてあるか分からないけど、とにかく安いから行く。
なにか面白い掘り出し物が見つかるかもしれないから行く。
店内を見て回るだけでとにかく楽しいから行く。
キンブルは用事がなくても行きたくなるお店なんです。
別に欲しいと思ってなかったけどあまりに安いので買ってしまった。
使う予定ないけど、あまりに安いので買ってしまった。
うっかり、そんな消費行動をしてしまうお店。
下手すると余計なものまで買ってしまうので、キンブルを訪れる際には、しっかりと気持ちを引き締めておくことをおすすめします。
買取金額は、販売価格の半値と聞いたことがあります。
そうだとすると買取金額は相当安いので、もしついでに家の不用品を持っていこうという場合には、処分できればいいやというくらいの気持ちで持って行ってください。
行くたびに違うものが並んでいる
キンブルには、いつ行っても違うものが並んでるという楽しさがあります。
安さ以外にキンブルが人々を魅了する要因はここにあるように思います。
リサイクルショップって、いつ行っても同じものが並んでいて、あんまりかわり映えしないから面白くない、ということってよくありませんか?
その点、キンブルは仕入れが多いのでどんどん新しい商品が店頭に並びます。
同時にお客さんもすごく多いので、店頭に並んでもあっという間に売れてしまいます。
とにかく商品の回転がはやいのです。
行くたびに違う激安商品に出会えるのがキンブルなのです。
いつ掘り出し物が出るか分からないから、ついつい行きたくなる。
だから楽しい。キンブルの醍醐味はここにある気がしています。
それゆえ・・・
買おうかどうか迷ったら、即買った方が良いのがキンブルです。
迷っているうちに間違いなく売り切れてしまうからです。
僕も一度、買おうと思った商品が重いものだったため、店の入口にカートを取りに行って、戻ってきたらすでになくなっていたという事がありました。
ものの数十秒です。
油断しているとそれくらいあっという間に売れてしまうのがキンブルです。
基本一点もので同じものは入荷しません。
迷ったら買う!これが賢いキンブル買い物術です。
面白いものが売っている
よくキンブルの面白さとして紹介されるのが、キンブルの品ぞろえです。
確かに面白いものがたくさん売っています。
ときどき美術品や巨大なもので度肝を抜かれるものが置いてあります。
甲冑が置いてあったり、UFOキャッチャーの筐体とか、こんなん売るか?というようなものが普通に陳列されています。
しかし、次行くともう大抵なくなっています。
買う人がいるのです。
いったい誰が買っていくのでしょうか・・・。
そんなお店です。
今日行ったら車のハンドルが売っていました。
まあこんなのはいたって普通です。
また、ある時にはラブドールが売っていました。
最近のリアルなダッチワイフ的なものです。
新品ならまだしも中古のダッチワイフを一体だれが買うのだろう…。
と思っていたのですが、
店頭に並んであった1週間後に再度訪問した時には、
すでに売場から消えていました(誰かが購入したということです)。
取扱いしている商品
キンブルに売っている商品をご紹介します。
食品
お菓子の割合が多いですが、調味料から缶詰、レトルト食品など賞味期限が比較的長いものならほぼ何でもあります。定価の2~3割引から半値程度の値付けがされていることが多いです。
ブラックサンダーが1個10円とか15円くらいで売られていると、ついつい箱買いしてしまいます。
飲料水
飲料もかなり種類が豊富で安いです。基本半値程度で売られています。
500mlのペットボトルはだいたい1本60円程度のものが多いですが、賞味期限が近付いてくると、1本20円になり、最終的に1本10円で投げ売りされますので、ケース(24本入)で買って240円という破格の値段で購入できます。
販売側としては賞味期限が過ぎると売れなくなるので売り切るのに必死ですが、購入側としては飲料水で賞味期限なんてちょっと過ぎたってなんの問題もないので、お得以外の何物でもありません。
伊藤園の飲料が多い気がします。でも定番商品ではありません。
伊藤園は冒険的な変わり種の飲料を結構作っていて、外して売れなかったと思しき飲料がよく置いてあります。
そりゃ売れないわ!という本当にマズイやつもあるので、安いからといって衝動的にケース買いすると後悔する場合があります。
対策としてはとりあえず1本買ってその場で飲んでみて、おいしかったらケースで買う、というのがおすすめです。
お酒も置いてあります。
焼酎と日本酒、ワインが比較的在庫量が多いです。
ビールの類いやウイスキーなどの蒸留酒は、時々しか見かけません。
日用雑貨・化粧品
洗剤やせっけん、台所用品、キッチン用品、などなど、なんでもあります。サプリンメントなどもあります。食器も多いです。
衣類
未使用の衣類もありますが、古着が多いです。
未使用は靴下や肌着のようなものがメインです。
古着も21円~で買えるので、キンブルだけでコーディネートすれば数百円で全身揃えられます。さすがにそれなりのものしかないので、コーディネートの腕の見せ所です。
よろしければこちらの記事もどうぞ。
家具・収納用品
机イスソファ棚タンスベッドなんでもあります。
さすがにソファのように肌に触れるものは、中古だとちょっと抵抗感があります、個人的に。まあ安いですけど。
時々、ニッセンなどの組み立て前の未使用家具や、会議用の長机とか学校の机と椅子などが大量に出てくる時があります。以前学校の机が数百円で売っていたので、子どもの学習机として購入して、今も普通に使っています。
Fitsのような収納用のBOXも108円~あるので、きれいなのを見つけたら買って損はないです。物置用や屋外使用には、多少汚くてもいいですからね。
おもちゃ
残念ながら基本的に売れ筋のおもちゃはほとんどありません。
基本的に1代前の戦隊もの・プリキュアなどのおもちゃなどが多いです。
妖怪ウォッチものは最近落ち着いてきたのか、メダルホルダーやプラモデルなどは置いてあったりします。
CD・DVD・本
CDアルバムは基本54円です。BOOKOFFなどの中古CD店よりも安いです。
時々掘り出し物がありましたが、最近は全然在庫が増えません。
一時AKB48界隈のシングルが売場のほとんどを占領していました。
レコードやVHSもあります。
本もCDも在庫量はしれています。
美術品
絵画や置物などいろいろあります。
価値がさっぱり分からないので、何とも説明のしようがありませんが、目利きが出来たら掘り出し物を見つけられるかもしれません。キンブルはこれらの美術品をどういう基準で値付けしているのでしょう?スタッフに古美術商担当とかいるのでしょうかね。
カー用品
カー用品売場が結構広いので品揃えもそれなりに充実しています。
カーアクセサリーが中心です。
文具
ものにこだわらなければ文具はキンブルで揃えればいいと思います。
ボールペンやシャーペンが1本10円から売っています。
100均で売っている10本100円のボールペンは、すぐにインクが出なくなる粗悪品が多いですが、ここのはもともとそれなりの価格のする商品なので問題ありません。
その他消しゴムやノート、バインダーファイルなどの文具も格安で入手できるので、文具を購入する時にはここで購入することが多いです。
その他
スポーツ用品
農具・工具・業務用製品
電化製品・楽器
などなど、まあなんでもあります。
逆にリサイクルショップにありそうな、ブランドバッグとかアクセサリーなど、そういったものはほとんどおいていません。
まとめ
キンブルは本当に面白いです。
用事がなくても、なにか目新しいものがないかブラブラしに行くだけで楽しめるお店です。そしてなんだかんだ買いすぎてしまう、そんなお店なのです。
キンブルは歴史も古く、キンブルの店舗がいつから存在していたのか、公式サイトを調べても記載されていないので不明ですが、僕が記憶している限りでは「キンブル弥冨店」は30年前にはすでに存在していました。
改めてネットでキンブルについて調べてみると、キンブルを経営する会社の特異性がいろいろと見えてきます。名古屋でコロナクラブというゲイ専用のホテルを経営していたり(えっ!?)、「キンブル劇場」と呼ばれる、老人ホームや施設などに出張するイベント集団を形成していたり、面白さ満点です。
キンブルを愛してやまないキンブルフリークは「キンブラー」と呼ばれます。
勤務先がキンブルの近くになって以来、僕も週1くらいで買い物に行くライトな「キンブラー」になりましたが、毎日のように通うヘヴィ「キンブラー」は相当多いのではないかと思います。
開店時には店の入り口で開店を待つ人々が沢山いますし。
営業中に品出しが始まると、そこに群がる人々の光景もすごいです。
店内にいるキンブラーは新しく入荷する商品に常に目を光らせているのです。
客層はどちらかというと年齢層高めの印象です。
また、いろんな国籍の外国人がやってくるので、国際色豊かです。
格安で日用品が手に入る、低所得者の方の生活を支える貴重なお店でもあります。
従業員も個性的な人が多いです。基本ぶっきらぼうな方が多いですが、慣れてくると、さばさばした接客も逆にキンブルらしいという事で落ち着きます。ぶっきらぼうだけど親切な従業員さん多いです。
【追記】
この記事を書いてからもキンブルに通い、キンブラーとしてのレベルが上がった所で、新しく「キンブルのかしこい歩き方」の記事を書きました。
こちらもよかったらご覧ください。
キンブルの店舗
最高に楽しいし、安いし、猥雑で独特な雰囲気を味わえるので、
愛知に来たら是非一度は立ち寄ってほしいスポットです。
店舗は4店舗。すべて愛知県内にあります。
それぞれ雰囲気や品ぞろえも違うので、キンブル巡りをしても楽しいですよ。
(食品や新品の商品はかぶっているもの多いです)
キンブル小牧店
愛知県小牧市間々原新田下芳池310
TEL:0568-77-8125 FAX:0568-77-8128
営業時間:10:00-22:00 年中無休
キンブル大府店
愛知県大府市梶田町3-25
TEL:0562-44-7100 FAX:0562-44-6888
営業時間:10:00-22:00 年中無休
キンブル弥富店
愛知県弥富市鍋平1-35
TEL:0567-52-1101 FAX:0567-52-1100
営業時間:10:00-21:45 年中無休
キンブルみよし店
愛知県みよし市根浦町1-1-16
TEL:0561-76-1450 FAX:0561-76-1451
営業時間:10:00-21:45 年中無休