どうも、名古屋市在住の豊作です。
愛知県犬山市にある喫茶店
「パブレスト100万ドル」
に行ってきました。
テレビの取材も26回(マスター談)
今や東海地方のB級スポットとしてかなり有名な喫茶店です。
どう見ても怪しげなド派手な外観と店内
ドリンク代だけで山ほど出てくる食べもの
そんなところばかりがクローズアップされるこのお店ですが、
実際に行ってみて分かりました。
来た人にもう一度足を運ばせたくなる理由がそこかしこにあることを。
この記事ではパブレスト100万ドルの人気の秘密について考えます。
Contents
パブレスト100万ドルはこんなところ
ついにパブレスト100万ドルに入店しました。
実は5年前以上前からずっと行ってみたかった場所です。
見るからに怪しすぎる店構え。
今やマスコミに幾度となく取材され、
ネットにはどれだけでも体験談がアップされているので
全く不安もなく入店できます。
しかし、
なんの事前情報もなく足を踏み入れることができる
勇敢な人はほとんどいないんじゃないでしょうか?
というくらいの外観です。
扉を開けると下駄箱が。
靴をぬいでスリッパに履き替えるシステムです。
店内入口で女性の方が暖かく出迎えてくれました。
外観に圧倒されつつも勇気を出して扉を開けた
その不安とドキドキでいっぱいの心がすっと和らぎます。
まるで旅館のようです。
スリッパに履き替えると、席に案内されます。
常連らしいおばさまたちがカラオケで盛り上がっているすぐ隣、
ステージの目の前の特等席に案内されました。
オーダーの要領が分からず、
ド派手な店内に圧倒されながら
しばらく待っていると
先ほどの女性がメニューとお水を持ってきてくれました。
メニューを見せながら
「1日中モーニングやってるから、ここから上の飲み物から選んでね」
と言われます。
ソフトドリンクはどれも500円。
ビールやチューハイが550円とあったので、
50円プラスでお酒飲めるならお酒を飲みたいな!
と思い、
お酒でもモーニングつけてくれるか確認してみると
チューハイなら良いとのことでチューハイを頼みました。
2人で来て、それぞれワンドリンク頼んだだけなのに、
こんなオードブルが運ばれてきました(笑)
事前にネットなどで情報は得ていましたが、
いざ目の前にすると感嘆の声が漏れてしまいます。
オードブルの他に別皿のからあげ。お茶のペットボトル。
なんなんでしょう…これは(笑)
野菜やフルーツ盛りだくさん。
トマトとキュウリの入った手作りサンドイッチが非常に美味しい。
小さなおにぎりは「鮭わかめ」。ホカホカご飯でした。
どこかへ外出していた名物マスターが店に戻ってくると
私たちの席まであいさつに来てくれます。
非常に気さく、いろんな話を聞かせてくれます。
78歳には見えない見た目にも驚かされます。
しばらく話した後、マスターは他の席に話に行かれました。
隣の常連さんにカラオケをすすめられます。
せっかくならなんでもやってみたいので歌うことに。
異空間の広いステージで歌えて気持ちがいい(笑)
1曲100円。
歌った分を覚えておいて帰りに歌った分だけ支払いをするシステムです。
ちなみに飲食の料金はオーダーがそろった時点での先払いです。
せっかくならトイレにも行ってみてください。
松下幸之助のありがたい言葉を読みながら用を足し、
手を洗いながら「18歳と81歳の違い」という面白い文章が読めます。
トイレにもいろんなものが貼られていて全然落ち着きません(笑)
帰りは、マスター自らお見送りに来てくれ、
お話とかたい握手をしてお店をあとにしました。
初「パブレスト100万ドル」は、かなり満足感のある体験でした。
同じ空間にいたお客さんは、
北海道から来た男性や、20代の若い女性のおひとり様など
ここを目指して来店される方ばかりでした。
パブレスト100万ドルがこれだけ支持される理由
実際に行ってみて、
パブレスト100万ドルが人気の理由がよくわかりました。
私が感じた理由は以下の通りです。
話題の有名B級スポットに行ったという価値
話題になっていることをやりたい、話題の場所に行ってみたい
話題性のあるこの店に行くだけでこの欲求を満たすことができます。
とんでもないところに行ってきたという満足感がすごいのです。
怖いもの見たさで店に入る時のドキドキ感
初めて訪れた時の扉を開ける瞬間のドキドキ感はすごいです。
これを味わうだけで行く価値は十分にあります。
3回お店の前まで来たけれど、どうしても入る勇気がなくて
結局入れずにお店を後にして、4回目にしてようやく入れた
という人がいたという話をマスターから聞きました。
あー分かるなぁと思いました。
事前の情報が全くなかったら、私もちょっと入るの無理です。
狂気すら感じる怪しすぎる外観のパブレスト100万ドルに入店するハードルは
それくらい高いのです。
サイケデリックで摩訶不思議な世界を堪能できる
マスターによる壁一面の絵がこれでもかと堪能できます。
お店全体がマスターの作品という感じです。
来店したお客さんの写真も店内にたくさん貼ってあります。
とにかくサイケデリック感がすごいです。
マスターからいただいた名刺も完全にサイケで、
彼の作品の根底にあるのはやはりサイケなんだなと感じます。
不思議と落ち着く異空間を楽しめる
明らかに怪しいこの異空間を楽しむことができます。
非日常感を安全に味わえます。
そして、
ド派手で絶対に落ち着かない雰囲気を醸す空間なのに、
やけに落ち着ける不思議な魅力があります。
昔ながらの赤いソファは座り心地が良く、
のんびりしていっていいんだよと言われているような
アットホーム感があるのです。
コスパ抜群のメニュー
ワンドリンクでこれでもかと出てくる食べもの。
お皿に乗って出てくるものは市販のものだったり、
特に特別なものが出てくるわけではありませんが、
圧倒的なボリュームというインパクトがすごいのです。
名物マスターの存在
この圧倒的なインパクトを誇るパブレスト100万ドル。
これをすべて1人で作り上げたマスター。
この店に行くと彼と会話を楽しむことができます。
自ら進んでマスターに話しかけずとも、
マスターの方から席まで来てくれます。
マスターは本当に積極的に客席を回ってお客さんとお話をします。
本当にたくさんの人と会話をしてきたマスターは、
引き出しが非常に多いので面白い話をたくさん聞けるのです。
丁寧なおもてなし
入店した時の入口での丁寧なお出迎え。
すごくあたたかな接客
席を回ってお客さんと会話をするマスター
帰る時のマスターによる丁寧なお見送り
インパクトばかり語られがちですが、
このような「おもてなしの心」を感じさせる接客
これがとても心地よいのがこのお店の特徴です。
まとめ
いくら話題になっていても、
ただインパクトがあるだけのようなスポットは、
「1度行ったらもういいや、2度はないな…」
というところも少なくありません。
しかし、
パブレスト100万ドルには「また来たい!」と心から思える魅力があります。
これがパブレスト100万ドルの強さなのです。
パブレスト100万ドルが支持される理由をいくつも挙げていきましたが、
一度来たお客さんが
「リピートしたい!」
「友達を連れてまた来たい!」
と思えるのは、
結局のところ「おもてなし」の力なんじゃないかと思います。
名鉄「犬山遊園駅」から徒歩1分という好立地です。
徒歩圏内には、犬山城や城下町、犬山成田山やモンキーパークなど
観光スポットもたくさんあります。
本当に面白くて楽しいおすすめスポットです。
犬山にお越しの際は是非立ち寄ってみることをおススメします。
勇気を出して入ってみてよかった!
と、きっと思えると思います。